




90歳でも、筋力は増える


1990年にアメリカで、施設で暮らす平均90歳の方10人が、8週間の筋力トレーニングに取り組みました。最後まで続けたのは9人です。
年齢はいちばん上で96歳でした。
筋力だけでなく、筋肉そのものも太くなっていました。
筋力が増えると、歩く動きも変わりました。
筋肉痛は、なくていい


痛みではなく、「いつもよりちょっと頑張った」という刺激。
100から101になる。これで筋肉は強くなります。
頑張ったら、ちゃんと休む。すると前より強くなります。ただ、休みすぎるとまた落ちていきます。
順番は「ゆるめる → ととのえる → きたえる」




筋トレは、痛みのない範囲でするのが大前提です。痛みが強い時期にいきなり鍛えると、かえって悪くなることがあります。
ステージは目安です。今どこにいるかは、施術のときに一緒に確かめましょう。
今日から、スクワット




小さな筋肉をちょこちょこ動かすより、大きな筋肉をどんと動かす。そのいちばんの入口がスクワットです。
背中は反りすぎず、胸も張りすぎず、目線は自然なところに。
深さは行ける範囲で十分です。最初から床と平行まで頑張らなくていい。
しんどくなったら、そこで終わり。それで十分です。
一度にたくさんではなく、少しずつ毎日。
院長のスクワット動画を見る
週に何日やる?
世界保健機関(WHO)の2020年の指針の目安です。年代を選んでください。
全身の主な筋肉を使う筋トレを、中くらい以上の強さで。
転ばないからだのために、バランスと筋力を組み合わせた運動をいろいろと。
例:歩く、重りを持ち上げる、後ろ歩き・横歩き、片足立ちでの腕の筋トレ、ダンス。
年を重ねた筋肉も、若い人の筋肉と同じ。
負荷をかけないと太くなりません。
たんぱく質は、若い頃より多めに


年を重ねると、食べたたんぱく質から筋肉を作る反応が弱くなります。そのぶん、多めにとる必要があります。
ヨーロッパの老年医学の専門家グループ(PROT-AGE)の提言です。
筋トレを始めたら、食事も一緒に見直しましょう。
食事全体のことは栄養のページにまとめています。
記録して、過去の自分と比べる


人と比べるのではなく、過去の自分と比べる。そのためには、数字が大事です。
何歳からでも、筋力は増える。
ゆるめる→ととのえる→きたえるの順で、週2日、少しずつ。
今のからだに合った筋トレを
レベル1から順に、フォームを大事に筋トレ動画を見る→
出典
Fiatarone MA, et al. High-intensity strength training in nonagenarians. Effects on skeletal muscle. JAMA. 1990;263(22):3029-3034. PubMed
Bull FC, et al. World Health Organization 2020 guidelines on physical activity and sedentary behaviour. Br J Sports Med. 2020;54(24):1451-1462. PubMed
Bauer J, et al. Evidence-based recommendations for optimal dietary protein intake in older people: a position paper from the PROT-AGE Study Group. J Am Med Dir Assoc. 2013;14(8):542-559. PubMed
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