




成長痛と、骨端症は別もの


医学でいう成長痛は、小さい子の両脚に、夕方から夜に起こる痛みです。名前に反して、成長とは関係がないとされています。原因はまだ確定していません。
オーストラリアの4〜6歳の子ども1,445人の調査では、約37%にくり返す脚の痛み(成長痛)がありました。
一方、オスグッド病(ひざの下)やシーバー病(かかと)は「骨端症」と呼ばれます。子どもの骨の出っぱりを、筋肉や腱がくり返し引っぱって痛むもので、こちらは成長期と結びついています。
成長痛は夕方から夜中。骨端症は運動中や運動のあとが多い。
成長痛は脚の筋肉のあたりで、場所がはっきりしない。骨端症は場所が決まっていて、はっきり分かる。
成長痛は押してもあまり痛くない。骨端症は押すと痛い。
成長痛は見た目に変化がない。骨端症は出っぱりや腫れがあることもある。
片方の脚だけ、いつも同じ場所が痛い/朝や昼間も痛い/日に日に強くなる/足を引きずる・歩きたがらない/関節が腫れている・赤い・熱い/熱がある・体重が減る・顔色が悪い・あざができやすい/ある1点を押すと強く痛がる
痛みの信号で、練習を決める




オスグッド病やシーバー病のときは、痛かったら完全に休むのでも、痛みを無視して続けるのでもありません。痛みの程度を目安に、調整しながら続けるのが今の主流の考え方です。
いつも通りの練習でOK。ストレッチや冷やすケアを一緒に続けましょう。
練習の量や強さを下げましょう。ジャンプやダッシュなど、痛む動きだけを減らして、痛くない練習は続けます。
痛いところをかばうと動き方が変わり、ほかの場所に負担がかかります。
オスグッド病と診断された子の約6割が、2〜6年後もひざの痛みを抱えていました。
だから「痛む動きだけ減らす」という調整がよく使われています。
伸びる時期は、人それぞれ


身長がいちばん伸びる時期を、PHVと呼びます。
日本人男子では、平均的には12〜13歳ころ。
早ければ10歳、遅ければ16歳と、大きな個人差があります。
同じ学年でも、からだの成長は何年も違うことがあります。日本サッカー協会は、目先の勝利ではなく、一人の選手が大人になったときにどれだけ伸びるかを、育成の第一の目的にしています。
練習しない時間も、育成


睡眠の研究は、たくさん眠れば身長が伸びる、と示したものではありません。
スポーツは、長く続けたもん勝ち


どうするかを最後に決めるのは、選手本人です。当院では、からだの状態と選べる道を説明して、一緒に考えます。
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成長痛と骨端症は別もの。痛みの信号で練習を調整する。
伸びる時期は人それぞれ。スポーツは長く続けたもん勝ち。
ケガのあとの戻り方は
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出典
Evans AM, Scutter SD. Prevalence of "growing pains" in young children. J Pediatr. 2004;145(2):255-258. PubMed
Guldhammer C, et al. Long-term Prognosis and Impact of Osgood-Schlatter Disease 4 Years After Diagnosis: A Retrospective Study. Orthop J Sports Med. 2019;7(10):2325967119878136. PubMed
日本サッカー協会「育成年代向け成長のモニタリング」 JFA
日本サッカー協会「選手育成のコンセプト」 JFA
Takahashi Y, Kipnis DM, Daughaday WH. Growth hormone secretion during sleep. J Clin Invest. 1968;47(9):2079-2090. PubMed
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