




一番怖いのは「依存性」


どれくらいで「危険ライン」?


日本の基準では、純アルコール20gが、おおよそ「1日分のリスク量」とされています。お酒の種類別に換算するとこうなります。
アルコールは体内で何をしているか


飲んだお酒(エタノール)は、胃と小腸で吸収されて肝臓で分解されます。
その分解の途中で生まれる物質が、二日酔いやがんリスクの正体です。
このアセトアルデヒドが、顔の赤み・動悸・頭痛・二日酔いの原因です。
さらに重要なのは、アセトアルデヒドには発がん性が確認されていること。
日本人の約4割は、アセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH2)の活性が遺伝的に弱いタイプ。
つまり同じ量を飲んでも、欧米人より体への負担が大きいのです。
「お酒の良い面」はどこまで本当?


なぜ昔の研究は「良い面」を示してしまったのか。
「お酒を飲まない人」のグループに、病気で飲めなくなった人が混ざっていたためです。
少量飲酒のグループのほうが「健康に見えた」だけ、というのが現在の解釈です。
楽しみとしての飲酒は残るが、「健康のために飲む理由」は消えつつある。これが現在の医学の見方です。
アルコールの5つの健康リスク


エビデンスが特に強い5つの分野です。共通するのは「少量からリスクが上がる」という点です。
食道がん・大腸がん・乳がん(女性)・口腔・咽頭がん・肝臓がん。
特に乳がん・大腸がんは1杯(純アルコール10g前後)でも有意にリスクが上がるというデータがあります。
血圧上昇・脂質異常・不整脈(特に心房細動)・脳出血リスクの増加。
最近の研究では、ほとんど利益は見いだされず、むしろリスク側のデータが目立ちます。
脂肪肝・アルコール性肝炎・肝硬変・肝がん・急性膵炎。
肝臓は痛みを出さない臓器のため、自覚症状が出たときには進行していることが多いです。
脳の萎縮・記憶力の低下・認知症リスク上昇。飲酒量と認知症リスクは、少量から直線的に上がるという研究もあります。
不安感の増強・抑うつ傾向・睡眠の質低下(途中覚醒・浅い眠り)・翌日のだるさや集中力低下。
飲酒は寝つきは早めますが、深い眠りを減らし、途中で目が覚めやすくなります。
今日からできる「飲み方の工夫」




0か100かではなく、
「飲まないメリット」と「飲む楽しさ」を知ったうえで、自分で量を選ぶ。
和からだみなおし処では、飲酒量と関連する睡眠・疲労・自律神経などの体調変化についても、ご相談を承っています。
寝酒に頼らずに眠るなら
眠りの質を下げる7つと、自分に合う睡眠時間睡眠をくわしく→
千葉県館山市北条316-13
(りぼんさんの奥) 診療時間 月・火・木・金 9:00-12:00 / 16:00-19:00
水・土 9:00-12:00
定休日:日曜 駐車場 5台分